大人ADHDの症状か?性格か?診断を受け治療をする 他人事ではないかもしれない

家族がADHDであるという事実を精神科医から思いがけなく告げられることもあります。

発達障害の家族に悩む夫婦、親子のどちらかがうつの症状で病院に通って分かるケースです。

今ではよく知られつつありますが、多くの大人ADHD本人とその家族は発達障害であることに気づいていません。

自分には関係ないと他人事ではないかもしれません。

性格だと思われがちな大人発達障害の症状と定形発達(健常者)とどのように違うのでしょうか。

 ADHDとは?

不注意、多動、衝動の症状があります。

  • 注意力に欠け、気が散りやすく(不注意)
  • 落ち着きがなく(多動性)
  • 時に衝動的な言動を取る(衝動性)

下記の3つのタイプに分けられます。

1 不注意優勢型

2 多動・衝動性優勢型

3 混合型

他に大人発達障害を、脳の発達のアンバランスとか、認知のズレとも言い表されます

 ADHD分かりにくい理由

  • 発達障害の障害という言葉自体のイメージが強すぎて全く自分には関係がないと思ってしまう。
  • 軽度である場合、一見では健常者と変わらない
  • ADHDの特性を個性性格だと捉えられている。
  • 障害特性があまり知られていない。
  • 発達障害のアンバランス(デコボコ)が、劣る面ばかりでなく優れた面も混在するため

 ADHD例えばどういう人

不注意優勢型

  • 自分の好きなことばかりしている
  • 極端に家事が出来ない、やらない(段取りが苦手、気が散る、不器用)
  • 極端に片付けられない(逆にきれいにすること1つに固執することもある)

多動・衝動性優勢型

  • 自己中心で一方的(自分の話ばかり言う、人の話が聞けない、話に割り込む)
  • 浮気や不倫がやめられない(SEX依存)
  • 常にソワソワ、イライラ、落ち着かない
  • すぐにキレやすい(感情があらわになる
  • 人に寄生しコントロールする(親子であれば分離しない)
  • 早い年齢で重大な決断、結婚離婚をしている
  • 人に対し上から目線、すぐにバカにする
  • せっかちで待つことが出来ない

これらの共通点は、欲求に率直で我慢、コントロールが効かない未熟で幼い

 ADHD症状の要因

上記の例は、認知能力の欠如による。

認知とは理解、判断、論理などの知的能力を指し、心理学的には知覚、判断、創造、推論、決定、記憶、言語理解をいう。

発達障害は、自己他者認知も欠如しています。

その他、状況判断や想像力、自己抑制やストレス耐性にも欠けている。

 ADHD症状か?性格か?

大人の発達障害の症状であるのか、性格であるのかを、健常者とはどう違うのか。

”キレる”という行為です。ADHDの多動・衝動性優勢型は特にキレやすく、些細なことでも不機嫌になり態度が翻って怒りを爆発させます。

キレたとき、一種の乖離状態に陥り後で聞いても覚えてないことがあります。

その様子は極めて異常で、健常者とは明らかに違うと家族の人から聞きます。

健常者の場合もキレることがありますが、常日頃ではなく些細なことではキレません。

多くの人はまず、キレる内容であるか、キレることで意味、効果があるか、マイナスにならないか、相手の意図は何か、と無意識に考え、のべつ幕無しに感情を爆発させたりしません。

反対に健常者は経験から学び取り成長していきます。

大人発達障害ADHDは、完治させることは出来ません。

 ADHDの診断

大人の発達障害である本人が障害を自覚して病院に行くことはまだ少ないでしょう。

家族が気が付いたり職場の人や誰かに指摘されることはあるかもしれません。

また家族の長年の異常で、自分がうつの症状で病院へ行き家族の発達障害が分かるケースもあります。

その場合は、発達障害は本人にいってもなおらないということをまず先生から告げられるでしょう。

本人が認知、自覚することは、障害の理解から始まります。

理解出来ない人、認めない人もいます。

医師の言うことがすぐに納得出来ないのは本人だけではなく家族もでしょう。

特に本人は通常の人と発達障害の人の違いが分かりません。

発達障害の人は自分の行動が抑えられないので、言ってることが変わり、つじつまが合わない。

目先のことや自分のことしか関心がありません。

 ADHDの治療

大人発達障害の原因となる脳の機能不全を完治させることは出来ませんが、生きずらさを少しでも軽減させ社会で問題なく自己実現できるようにすることは可能です。

そのためには正しく診断治療できる医師に診てもらうことです。

しかし、正しく診断できる医師が少ないのが現状です。治療方法は下記の通りです。

  • 薬物療法(症状を抑える対処療法で、食欲不振、不眠、肝機能障害などの副作用あり)
  • 心理療法(カウンセリングで自分の気持ちを整理したり、状況に応じた言動が取れるよう社会性スキルSSTを学ぶ)
  • 認知行動療法(考え方の癖や歪みを直していく)

こちらの記事もご覧ください→大人のADHD  病院の探し方と実績で有名な発達障害おすすめの専門病院

 ADHDがプラスに働く例

ADHDの想像を絶するプラスの効果

トランプ氏が発達アンバランス症候群だとしても、あるいはトランプ氏の父親に発達的な偏りがあったとしても、二人とも社会的に見たら大富豪で、その特徴を生かして成功者になったことは間違いありません。

トランプ氏も父親も、好きなことはとことんやり続け、アイデアも豊富で、特有のこだわり(興味限局傾向)があり、過集中、新奇追求傾向、ひらめき、自己中心的な積極性がありました。P180~

多動、気分のムラ、衝動的に行動するなどといったADHDの側面は、裏を返せば、エネルギッシュで、感受性が豊かで、アンテナが鋭くて反応が早いことと言えます。P181~

発達障害を仕事に活かす 星野仁彦より

決められた手順に従うのが苦手なため、独創性が高く、型にはまらず大胆で発想の自由さがあるとも付け加えています。

このことはまさしく新奇追求傾向と、他人のことを顧みずに自己中心で好きなことをやり通してしまう面を持ち合わせています。

それは、人との調和や常識、秩序面に欠け、恥の意識も薄いことでもあります。

こちらの記事もご覧ください→ADHDは遺伝が主な原因 ADHD親の特徴と子どもの確率

 まとめ

衝動性や弱いストレス耐性が本人の人生に与える負の影響度は計り知れない、と著者は言います。

友人なら離れていき、夫婦なら離婚に至ることが多い。

職場でも大人発達障害の人の共通していることは、人に疎まれてもその原因が分かりません。

自分で気づくことが難しく同じ過ちを繰り返てしまいがちです。

こちらの記事もご覧ください→ADHDであるかを知りたい 大人発達障害サイコパス性から見抜く