ADHDとはどういう症状か?加齢による悪化はあるか?実例から検証する。

ADHDは人の複雑な心情が理解出来ない、そして我慢のできない障害です。

「新奇追求傾向」があり新しい刺激を求め、飽きては仕事を変え家を変え、付き合う相手を変える。

加齢とともに収入や地位、権力を得て行動範囲も広がり、トラブルも深刻になりやすい。

年齢を重ね、自分を抑えるべき機会が増えてもうまく対応できない。

ADHD多動・衝動性優勢型は家族との軋轢が多い。

これは性格ではなく脳の機能不全による症状で、完治させることはできない。

 ADHD加齢による悪化はあるか?

一般的にADHDの加齢による悪化はないといわれます。

ADHD多動・衝動性優勢型は、若い頃から抑制が効かず波乱万丈の人生です。

家族への精神的な影響は大きい、年齢を重ねて穏やかになこともありません。

自由奔放さから、常識や秩序に欠け、誰の言うことも聞かず、やりたいことは何が何でもやり通します。

自己認知も、不注意型の人より難しい。

このことから、加齢とともに家族崩壊の一途をたどり、家族はバラバラ最後は一人になりやすい。

 ADHD特徴とは

ADHDは注意欠陥多動性障害という。

不注意、多動、衝動性の3つタイプに分けられる

  • 不注意優勢型
  • 多動・衝動性優勢型
  • 混合型

 ADHDの家系

ADHDの家系は、家族を顧みず自由勝手な行動をとりやすく家族のトラブルが多い。

発達障害のADHD遺伝や家族性から、その子供もまた親と似たような人生を歩みやすくなる。

  ADHD困らせる人

「困らせる人」に共通するのは、相手の些細なミスを絶対に許さない、融通がまったくきかない、他人に対して上から目線だったり厳しすぎたりする、

すぐに相手を馬鹿にする、すぐにキレる、言葉尻を捉えて執拗にくちで攻撃する、相手を徹底的に論破する、人を気づ付けても平気、常に自分が正しくて相手が間違っているなどというような言動をとり、相手を精神的・身体的にとことん追いつめる等をします。

いわゆる一種のパワハラです。こういう「困らせる人」は言うまでもなく、どんな業種にもいます。 P4~~

つまり彼らは自分の特性を知らないがゆえに、他人に対しては「困らせる人」になって人を傷つけ、自分に対しても傷つけ追い詰めていくのです。 P7~   発達障害を仕事に活かす 星野仁彦

自分をも追い詰めていく性質の程度によって、加齢による悪化のようにも見える。

こちらの記事もご覧ください→ADHDは遺伝が主な原因 ADHD親の特徴と子どもの確率

 ADHDの14症状と実例

ADHD一般による症状(緑字)74歳女性の症状の実例(赤字)

ADHDは加齢による悪化はないといわれる。

1 不注意 (気が散りやすく、集中できない) 加齢による悪化 ?

自分の興味や関心のないことには注意散漫になり一つのことに長い時間集中できない。

人の話が聞けなく一方的に自分の話をする。

加齢による疲労からか?前より更に人の話が聞けない。

孫にもあまり興味が無くなる。家事は掃除洗濯以外、料理はほとんどしなくなる。

自分の話(昔の話)が多い。

2 多動 (いつも落ち着きがなくそわそわしている) 加齢による悪化 ?

大人になると多動は目立たなくなる。

ゆっくりくつろぐことが出来ず、せっかちで何かしら動いている。

長い間じっとしていられない。

家に遊びに来ても、着いた途端にソファーに浅く座り落ち着かない。

来るはずの人が時間通りにこないとイライラして待てず、そのうち帰ると言い出す。

3 衝動性 (後先考えずに思いつきで行動してしまう) 加齢による悪化 ?

TPOや社会ルールをわきまえない、思いついたことを後先考えずに言動する。

相手に不適切なことを言い怒らせる。

他、衝動買い、飲酒、ギャンブル、浮気、不倫、妊娠のリスクや離婚率が高い

若い頃から、好きになったら相手のことを考えずに行動をおこす。

アルコール中毒、子供虐待、不倫の数々。

60歳くらいで不倫が止む。

酔って喧嘩する。飲みすぎて倒れ、救急車で運ばれる。

4 対人関係、社会性の未熟 (空気が読めず、人の話が聞けない)

自己中心的で常識がなく協調性に欠け、人と信頼関係を持続できない。

ありがとうやごめんなさいが言えない。

共感性に欠け、いじめや中傷の的になりやすい。

その時その時に友人はいるものの、付き合いを育てていくことはしない。

人付き合いをそもそもしない。目先のことや自分のことしか考えられない。

こだわりが強く不平不満多い。

自分の親や姉も亡くなり同居の息子(離婚して戻ってきた)とも口をきかない。

寂しくても、こだわりが強く人と一緒に暮らせない。

飲酒量も増え、ケガも多い。

5 睡眠障害 (眠りが浅く、睡眠の質や効率が悪い)

仕事中に居眠りしたり集中できなかったり、落ち着きがなくキレやすかったりするのは睡眠不足が関係していることが多い。

昔から現在まで、日々よく眠れず、睡眠薬を病院から処方。

自分の家以外の場所や枕も違うと眠れない。

自分の実家や旅行先で眠れず、何日か過ごした最終日は体調を決まって崩す。

または、てんかんで倒れ救急車で運ばれる。毎回旅行を台無しにする。

6 何かにのめり込む はまりやすい (ゲームやパソコンに過集中する)

仕事時代は、兄弟の面倒や家事のほとんどを上の子供におしつける。

自由で成果次第の営業で業績を出し、その退職金で自分の店を出し成功する。

老後、スイミングに通い続け、酷い金づち状態から、バタフライが出来るようになり、毎日1000メートル泳ぐ。

7 依存症になりやすい (ADHDは依存症が多い)

買い物、薬物、アルコール、SEX、タバコ、ギャンブルなど

ギャンブル以外ほぼ上記全てが当てはまる。

若いころは見境なくお酒を飲んでいた。

体調を気にしながらも毎回酒に酔って喧嘩をする。

8 事故を起こしやすい (睡眠障害、不注意、衝動性による) 加齢による悪化 ?

些細なことでカッとなりスピードを出しすぎたり、集中力に欠き見落としたり、居眠り運転など

以前は、よって自転車での転倒し、酷いケガをよくしていた。

家の階段で手をつかず転び顔に酷いケガをする。他、手や腕にもケガが多くなる。

9 整理整頓ができない 忘れ物が多い (片付けられない)

計画性や管理が不得意なことによる

興味関心以外のことしかしない、自分の片付けはやる。

自分の好きなことだけしている。

計画性がなく欲求を抑えらず、貯金はできない。

10 新奇追求傾向 (飽きっぽく長続きしないが、好きなことには集中力を発揮)

少しでも退屈を感じるとすぐに何か新しいものを探し始める。

物でも洋服でも新しいものが大好きでためらわずに買う。

付き合う人もよく変わる(既婚者)。

後先考えずに行動。加齢のため、あまり遠いところへは行かなくなる。

11 劣等感 (出来ないことや失敗が多く自己評価が低い)

周囲からの評価が低く否定的で悲観的。

同じ愚痴を何回も繰り返し言う。

言うことが否定的で悲観的、マイナス思考。(人への不平不満悪口が多い)

12 面倒なことを先延ばしにする (期限が守れず、やることがたまる)

自分の興味関心の向いたことを優先、やるべきことをすぐ忘れる、もしくは放置してやらない。

先延ばしというより、初めからやらない。

やりたいかやりたくないかが判断の基準。

やるべきことをやらないので、子供は恥をかく。

13 不安定な感情  加齢による悪化 ?

気分や感情をコントロールすることがうまくできず極めて不安定になりやすい。

多動・衝動性優勢型は、思い通りにならないと些細なことでもすぐに感情を爆発させる。

不注意優勢型の場合、気持ちが落ち込みメソメソする。混合型の場合、これら2つを併せ持ちキレたり落ち込んだり気分が激しく変わる。

最近は寂しさから涙を流したり、早く死にたいと口にする。

日頃から不機嫌で、感情をそのまま吐き出す。

次の日にはいつもすっかり忘れている。

14 低いストレス耐性 (心配と不安が感情の爆発を招く)

ストレスに対する耐性や抵抗力が極めて弱いため、かなりの心配性で、強い不安感に囚われる。

対人不安、心気不安(病気)分離不安(親や友人、パートナー)完全癖不安など。

何でも完全にやらないと気が済まなく、それを家族に同じように強いる。

毎回それが気に入らずしょっちゅう喚き散らしていた。

親、兄弟、家族と些細なことでよく自分の感情をぶつけ喧嘩する割には、さみしくなるとよく電話をかけている。

今では電話を掛けられる相手も限られてきてほぼ一人。

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 まとめ

ADHD多動衝動優勢型の人は、自己他者認知に欠け他者の心情が理解出来ません。

日頃から自己主張と自己実現で占められ、

人に関心がなく、周囲から一方的で自己中心とみられ顰蹙をかいやすい。

これは脳の機能不全によるもので、決して性格ではありません。

このことが理解され、ADHD本人の生きずらさが少しでも和らぐにも、本人の自己認知が大切です。

本人が専門医を訪ねることが難しい場合、家族の方が相談を受けることも可能です。

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