女性のADHDとアスペルガーの併発 職場や家庭での特性とは

ADHD、アスペルガーの人は共に、自分の興味関心あることを何よりも優先する。

また、飽きっぽいADHDとこだわりが強いアスペルガー、違うようで共通が多い2つが併発すると?

先天的に大人にななれないといわれる大人の発達障害。ADHDとアスペルガーの女性とは?

 併発の多い発達障害

発達障害は以下の4つがあります。

  • ADHD
  • ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)
  • LD(学習障害)
  • 知的障害

これらは複数併発していることが多い。

人当たりのよいADHDと自閉症のアスペルガーの両方の側面を持つということではありません。

それぞれの違う症状をいくつか併せ持つということです。

ない症状、ある症状も人様々で、その特有の症状がないからアスペルガーではないと安易に判断出来ません。

症状の程度も人様々で、その他、発達障害以外疾患との合併もあり、症状が多いと診断や治療が更に困難になります。

(成人のADHDは6割から8割が何らかの合併症を持つ)

 ADHDとアスペルガーの発症率

色々な統計がありますが、ADHDは10人に一人ます。

アスペルガーは100人に一人とADHDに比べ少ない。

男女比は女性より男性のほうが多い。

 ADHDとアスペルガーの特徴

1 相違点

  ADHD   アスペルガー
  • 人当たりが良い
  • 時間が守れない
  • 計画性がない(場当たり的)
  • 状況判断がない
  • 飽きやすく
  • 刺激や新しいものを求める
  •  人に興味を抱かず無関心(コミュニケーションの問題)
  • 時間を守る(決まりを守る、固執する)
  • 計画性がある
  • 状況判断がある
  • 一つのことを続ける(こだわり)
  • 一定のやり方に固執する(こだわり)

2 共通点

  • 過集中(ADHDは短い、アスペルガーは長い)
  • 偏食思考
  • 自己中心性
  • 社会性がない(不適応)

3 その他

  ADHD   アスペルガー
  • 忘れ物が多い(不注意)
  • ミスが多い(不注意)
  • ケガや事故が多い(不注意)
  • じっとしてられない(多動)
  • 順番が待てない(多動)
  • キレやすい(衝動)

 

  • 変に正義感が強く相手を責める(対人関係の問題)
  • 視線を合わせない(コミュニケーションの問題)
  • 空気が読めない
  • 人の顔が覚えられない
  • 手先が不器用
  • 協調運動が苦手
  • 感覚・知覚の異常

 

 ADHDの女性

ADHDは、不注意、多動、衝動のうち以下のタイプに分かれる。

  • 不注意優勢型
  • 多動衝動型
  • 混合型

1 多動衝動優勢型

家庭 

家族に指図や強要があり支配的。

常にソワソワ、じっとしていられない。

感情の起伏が激しく、家族と諍いが多い。

職場 

明るく人当たりが良い。落ち着きがなく一方的にしゃべりやすい。

せっかちで、行動がテキパキして、常に動いている。

じっとしていられず、順番も待つことが苦手。

気が短く、気分の起伏が激しい。

言うことがストレートで、人の悪口、文句、失言が多い。

ありがとう、ごめんなさいがいえず、上の者に敬語が使えない。

空気が読めず、自己中心でいじめや中傷を受けやすい。職場でトラブルになることもある。

2 不注意優勢型

家庭 

温厚そうでも、意志を曲げず、夫婦関係で実権を握る。

忘れやすく、片付けが苦手でものをなくしやすい。

面倒なことを後回しにしやすい。一旦キレるとおさまりにくい。

職場 

穏やかで温厚そうにみえ、共感に乏しい。意志強固。

相手との深いつながりがなく物足りなさがある。他人にあまり興味がない。

3 混合型

不注意、多動、衝動の症状両方を持つ。

こちらの記事もご覧ください→ADHDは親からの遺伝が主な原因 ADHD親はどういう人?子どもの確率は?

 アスペルガーの女性

職場

自閉症スペクトラムの中の一つアスペルガーの女性は、男性に比べて社会性があり大人びている。

一見、コミュニケーション能力に問題がないようにみえます。

しかし、考え方が男性的で女性同士の会話が苦手。

他の人と行動を合わせることも苦手です。細か細部にこだわりが強く融通が利かない。

無表情で、人と目を合わせない。抑揚のない感情のこもらない話し方。

比喩やたとえ話が通じない。会話がかみ合わない。

正直すぎる発言が相手を気づ付けることもある。服装にあまり構わなかったり、独特な恰好をする。

興味関心の範囲が狭く、特定のことにマニアック。

職場でもちょっと変わっているように見られることもある。

恋愛は、気持ちの交流がないため交際にこぎつけても長続きさせることが難しい。

相手の気持ちを察することも、自分の気持ちを伝えることも苦手。

家庭 

他人への関心が薄く感情表現も適切でない。決して愛情が無いわけではなく表現の仕方が分からない。

不器用で片付けが苦手。料理など、何か作業をしていると集中しすぎてしまう。

急に奇矯な行動に出て何を考えているか分からないことがある。

細かいところにこだわり口うるさい。感情の起伏が激しく、夫は振り回されやすい。

日常的に気持ちが分かり合えなく、話し合うことも難しく離婚に至る確率が高い

こちらの記事もご覧ください→ADHD、アスペルガー併発 特性を活かす仕事と避ける仕事 適職を考える

 共通する障害特性

認知の欠如から、次のことがあげられます。

  • 効率性に欠け無駄が多く金銭感覚がない(買い物依存)
  • やるべきこと面倒なことを後回し、自分の好きなことをしている。(片付けられない、食事を作らない、趣味に没頭)
  • 心情を理解できない(崇高で本質的なこと、他者の考えること)
  • 悩みがない様にみえる(切り替えや割り切りが早い、問題が分からない)
  • 実年齢より幼い(自己中心、頑固、キレる、耐性に弱い)
  • 意志強固(自己中心で、融通が利かない)

 まとめ

ADHD、アスペルガー女性は、特性が才能として生きることが往々にしてあります。

しかし、コミュニケーションの問題から二次障害に至ることもあるので、自分の障害の特性に気づくことが先決です。

自分で気づくことが難しいので、理解のある周りの家族、上司、友人からのサポートが必要です。

それにはまず、医師の診断、治療を受けることが大切です。

こちらの記事もご覧ください→特徴の違うADHDとアスペルガーの併発とは?分かりにくい診断の原因