知的障害が伴わない高機能広汎性発達障害とADHDの共通点

発達障害は、主にADHDとASDの2つで、他に学習障害LDがあります。

また、これらに知的障害が伴うことがあります。

知的障害が伴わないASDの高機能広汎性発達障害とADHDは、共通点とは。

ASD(自閉症スペクトラム障害)

自閉症障害(言語発達に遅れがある)

  • 高機能自閉症{自閉傾向が強く知能指数IQが70以上ある 知的障害を伴わない
  • 低機能自閉症{自閉傾向が高く知能指数IQが70以下 知的障害を伴う(カナー症候群)}

アスペルガー症候群(知能が高く、言語の発達に遅れはない

ADHD 注意欠如多動症(注意欠陥多動性障害)

不注意、多動性、衝動性の症状があり3つのタイプに分けられます。

  • 不注意優勢型
  • 多動・衝動性優勢型
  • 混合型

こちらの記事もご覧ください→ADHD、アスペルガー併発 特性を活かす仕事と避ける仕事 適職を考える

高機能広汎性発達障害の特徴

  • 人に関心がない
  • コミニケーションの障害
  • こだわりが強い(想像力が乏しい)
  • 興味の範囲が狭い

人への愛着がなく無関心。他者理解に乏しく人間関係をうまくきずけない。

飽きずに繰り返す情動行動や、特定のものに執着するこだわりがある。

急な変化や変更に対応できない、突然パニックに陥るなどの特性がある。

ADHDの特徴

  • 不注意

集中力がなく飽きっぽい、細かいことが苦手

ものをなくしたり、忘れ物が多い

整理整頓、片付けられない

  • 多動性

そわそわして、じっとしていられない

常に手や足が動いて、貧乏ゆすりしている

  • 衝動性

順番を待つことが出来ない

思いつくとすぐ行動する

刺激に反応しやすくキレやすい

高機能広汎性発達障害 ADHD

正反対に見えるこの2つは共通点が多い。

両方ともに、単独では知的障害を伴わない

高機能広汎性発達障害の略はHFPDD、注意欠陥多動性障害はADHDである。

2つの共通した最後の頭文字のDが、Disordar である。

  • こだわりが強く全く融通が利かない
  • 自己、他者理解に乏しく自己中心的
  • 想像力に欠ける
  • 道徳心や常識に欠け無秩序である

これらは認知原因であり、情緒乏しく一方的で短絡的な人間関係になりやすい。

高機能広汎性発達障害 ADHD 人間関係

男女の関係においても破綻になりやすい。

ADHDの人は特に、安易に異性関係を結びやすく別れを繰り返す傾向があります。

結婚生活でも、不倫や離婚、再婚が多い。

加えて「新奇追求傾向」から興味関心の対象が変わりやすく、新しい刺激を求め人や物、仕事を変えていく。

そのためADHDの人は異性関係も多く、結婚生活は破綻するか、生涯夫婦の諍いが絶えない。

こちらの記事もご覧ください→ADHDは遺伝が主な原因 ADHD親の特徴と子どもの確率

人間関係の破綻が多い原因

  • 自分のことしか考えられない
  • 独りよがりで他人のことを顧みない
  • 自己抑制の未発達
  • 相手への興味関心の対象が変わる (新奇追求傾向 ADHD)
  • 気持ちの交流がなく伝わらない
  • 感情が希薄で人間関係が長続きしない
  • ストレス耐性が弱く我慢がきかない
  • 無責任、または問題を解決出来ない
  • 原因や心情などの複雑で高次なことを理解出来ない(認知)
  • 支配的で相手を責めたり傷つけやすい
  • こだわりがあり、融通が利かない

高機能広汎性発達障害 ADHD 共通点

「困らせる人」に共通するのは、相手の些細なミスを絶対に許さない、融通がまったくきかない、他人に対して上から目線だったり厳しすぎたりする、

すぐに相手を馬鹿にする、すぐにキレる、言葉尻を捉えて執拗にくちで攻撃する、相手を徹底的に論破する、人を気づ付けても平気、常に自分が正しくて相手が間違っているなどというような言動をとり、相手を精神的・身体的にとことん追いつめる等をします

いわゆる一種のパワハラです。こういう「困らせる人」は言うまでもなく、どんな業種にもいます。

発達障害を仕事に活かす 星野仁彦  P4~

親や上司、組織のトップ、学校の先生や結婚相手の場合は悲劇で、責められた人たちは負い詰められ、心を病みうつや依存症になるなどの被害を受ける。

自分の特性を知らないがために人を傷つけると著者はいいます。

まとめ

発達障害の人は共通して、自分を正しく判断、認識出来ないといわれます。

そのため、自覚がなく、問題が何か分からないため変わることがありません。

人が傷つくということが分からず、悪気もありません。

周りの人たちも、特性が原因であるとは分からず、身近な家族が一番影響を受けやすい。

健常者と発達障害者が、今後理解し合うには、まだ難しい課題があります。

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