知的障害が伴わない高機能広汎性発達障害とADHDの共通する問題点とは?

高機能広汎性発達障害とADHDは、知的障害が伴わないために問題が、障害が原因であることが分からない。

分かりにくいとは障害が軽いということではあっても、問題が軽いということではありません。

むしろ分かりにくいからこそ、人に関わりトラブルになっている。

家族問題はいつでも深刻であるにもかかわらず、当事者たちはいつの時代もなすすべもない。

発達障害とは

発達障害は、以下の4つがあります。(お互いに併発しやすい)

主にADHDとASDの2つに大きく分けられます。

ADHD(注意欠陥多動性障害)

ASD(アスペルガー症候群、自閉症)

学習障害LD

知的障害

 ADHDとは

注意欠陥多動性障害といい、不注意、多動性、衝動性の症状があります。

次の3つのタイプに分けられます。

  • 不注意優勢型(軽度)
  • 多動性・衝動性優勢型
  • 混合型

 ASDとは

以下の2つを総称して自閉症スペクトラム障害(広汎性発達障害  PDD)という。

 自閉性障害(言語発達に遅れがある)

  • 高機能自閉症{自閉傾向が強く知能指数IQが70以上ある 知的障害を伴わない
  • 低機能自閉症{自閉傾向が高く知能指数IQが70以下 知的障害を伴う(カナー症候群)}

 アスペルガー症候群 知能が高く言語の発達の遅れはない

こちらの記事もご覧ください→ADHD、アスペルガー併発 特性を活かす仕事と避ける仕事 適職を考える

高機能広汎性発達障害の特徴

  • 人に関心がない
  • コミニケーションの障害
  • こだわりが強い(想像力が乏しい)
  • 興味の範囲が狭い

人への愛着がなく無関心。他人を理解出来ないため人間関係がうまくきずけない。

飽きずにいつまでも繰り返す情動行動や、特定のものに執着するこだわりがある。

急な変化や変更に対応できない、突然パニックに陥るなどの特性がある。

ADHDの特徴

  • 不注意

集中力がなく飽きっぽい、細かいことが出来ない

ものをよくなくしたり、忘れ物が多い

整理整頓、かたずけられない

  • 多動性

うろうろして、じっとしていられない

常に手や足が動いて、貧乏ゆすりしている

  • 衝動性

順番を待つことが出来ない

思いつくとすぐ行動する

刺激に反応しやすくキレやすい

高機能広汎性発達障害とADHDの共通点

正反対に見えるこの2つは共通点が多い。

両方ともに単独では知的障害を伴わない

高機能広汎性発達障害の略はHFPDD、注意欠陥多動性障害はADHDである。

2つの共通した最後の頭文字のDは、Disordar の略で意味は 無秩序 とある。

  • こだわりが強く全く融通が利かない
  • 自己、他者理解がなく自己中心である
  • 想像力がない
  • 道徳心や常識に欠け無秩序である

これらのことは全て認知の問題が原因である

また、人との関係において情緒的な関わりがない

発達障害の人は人との関わりにおいて、一方的で短絡的な人間関係になりやすい。

高機能広汎性発達障害とADHDの人間関係

上記のことから、男女の関係においてもすぐに破綻がくる。

ADHDの人は特に安易に異性関係を結びやすく、別れを繰り返す傾向があります。

これが結婚である場合も同じく、不倫や離婚が再婚が多い。

このことは、関係するきっかけや動機、つながりにおいても情緒的ではなくADHDの多動性が関係している。

ADHDの人は加えて「新奇追求傾向」があり興味関心の対象が変わりやすく、新しい刺激を求め人や物、仕事も変えていく。

そのためADHDは異性関係も多くなります。

結婚生活は破綻するかトラブルが多く、生涯夫婦のいさかいが絶えない。

毒親や毒妻、毒夫のこといい、自己制御のない発達障害です。

こちらの記事もご覧ください→ADHDは遺伝が主な原因 ADHD親の特徴と子どもの確率

人間関係の破綻が多い原因

  • 自己中心で自分のことしか考えられない
  • 独りよがりで他人のことを顧みない
  • 多動性から自己抑制の未発達
  • 新奇追求傾向(ADHD)があり相手への興味関心の対象が変わる
  • 情緒的な交流がなく気持ちが伝わらない
  • 感情が希薄なため人間関係が長続きしない
  • ストレス耐性が弱く我慢がきかない
  • 無責任、または問題を解決出来ない
  • 人間関係が変わりやすくダメージがない(サイコパス)
  • 認知能力に欠け、問題の原因や他者、複雑で高次なことが理解出来ない
  • 相手を責めたり傷つけやすく支配的である
  • 強いこだわりがあり、融通が利かない

名の通り発達の障害で、大人になれない子どもといわれる。

高機能広汎性発達障害 ADHDの問題点

「困らせる人」に共通するのは、相手の些細なミスを絶対に許さない、融通がまったくきかない、他人に対して上から目線だったり厳しすぎたりする、

すぐに相手を馬鹿にする、すぐにキレる、言葉尻を捉えて執拗にくちで攻撃する、相手を徹底的に論破する、人を気づ付けても平気、常に自分が正しくて相手が間違っているなどというような言動をとり、相手を精神的・身体的にとことん追いつめる等をします

いわゆる一種のパワハラです。こういう「困らせる人」は言うまでもなく、どんな業種にもいます。

発達障害を仕事に活かす 星野仁彦  P4~

こういう「困らせる人」は、発達障害である自分の特性を知らないがために人を傷つけると著者はいいます。

また、「困らせる人」が自分より上の立場である、親や上司、組織のトップ、学校の先生や結婚相手であった場合は悲劇であり最悪で、責められた人たちは負い詰められ、心を病みうつや依存症になるなどの被害を受けるともつけ加えています。

まとめ

発達障害の人は共通して、自分の行動を正しく判断、認識することが出来ません。

無秩序な言動に自覚がなく、問題が何かということが分からないため変わることがない。

このことは認知に障害であり、人が傷つくということが分からず、悪気はなく人間的成長がありません。

周りの人たちも、障害が原因であるとは分からずにいます。

身近な家族が一番に影響を受け、社会にとって犯罪や医療費の増加などに関係する。

高機能広汎性発達障害やADHDの人とどうかかわっていけばよいか。

発達障害の認識が進んでいく中、どう対応していくべきか、まだ難しい課題です。

こちらの記事もご覧ください→身近な発達障害 大人の女性ADHDの特徴について