男女共に、繰り返す浮気には共通点があります。
1、癖 2、良心の欠如 3、心に無関心
また、こうした逸脱行為の原因には、充足感が得にくい(報酬系の低下)などがあります。
後先考えず発覚しても止まない繰り返す浮気は、健常者の浮気とは明らかに違うのです。
男性、女性の浮気と不貞

浮気は、一時の気の迷いや火遊びといわれ家庭を壊すつもりはなかったりします。
しかし止まない繰り返す浮気は不貞であり、人格の問題というより癖(性依存)、障害に多い。
事の重大性が分からない認識は、認知に要因があり、見つからないと過信し何度も発覚する。
前頭前野に脳機能障害があるADHD、知的障害の人は、情緒が希薄で理性に欠けた行動をとりやすい傾向があります。
家庭を顧みない無責任な行為の代償として、後に弁護士や調停といった機関を利用せざるえなくなります。
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ドキドキが抑止力
普通の人は危険を感じて心臓がバクバクいっているのに、もともと心拍数が低い人は、心拍数がほとんど変わらない。すると、普通の人がどのような不快な気持ちになっているのかが理解しにくい。だから簡単に一線を踏み越えてしまう、言いかえれば心拍数の低い人間は、一般人と同じような感じ方が出来ない。したがって相手への共感性に乏しく、反社会的な行為へのハードルが低くなる。 41~ サイコパス 中野信子
発達障害 陥りやすい行動
自己抑制に欠け、依存性が高くトラブルになりやすいのは充足感の不足にあります。
家庭問題 → DV、虐待、借金、浮気、不倫、離婚、
依存症 → 買い物依存、ギャンブル、薬物、タバコ、アルコール中毒、性依存
社会的問題 → 無職、うつ、貧困、自殺、犯罪
病態として、実行機能と報酬系という脳機能の低下が考えられています。実行機能とは、①行動を分析し、組み立て、優先順位を付けて行う能力、②一つの情報を記憶しながら他の作業を行う作業記憶(ワーキングメモリー)、③感情、動機、覚醒レベルの自己調整能力、④会話の内在化、の 4 つの機能があります。これらの機能の低下により行動制御の障害が起こり、①何から行動したらいいか判らず順序立てた行動が取れず、すぐに取りかかれない、②情報を保持しながら他の作業が出来ないため、他に注意が向くと前のことを忘れてしまう、③感情を抑えられず爆発しやすく、イライラ感がある、④思ったことがすぐ言葉に出る、などの症状が現れます。報酬系とは、満足感、達成感を得る系です。報酬系の低下により、充足感が不十分で、報酬の強化が十分に出来ないため、待つことを最小限にするための衝動的な行動、注意を他の物にそらし気を紛らわせるなどの代償行動として、多動性や不注意が現れると考えられています。 こころの健康 ADHD(注意欠陥多動性障害)の理解と対応
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無関心な夫(妻)の心理
浮気を繰り返す人は、他者の感情、心理を理解出来ません。
なので、人なつこく行動的で、情緒的な会話に乏しく一方的な言動になりやすいなどの特徴があります。
また、パートナーを性の対象や甘えられる(依存)存在として求める傾向や、新しいものに興味(新奇追行傾向)を示しやすく、熱を上げやすく冷めやすかったりします。
自分にあてはめて想像することが苦手なため、こう言ったら相手が不快になるなと過去の経験から予想を立てているにすぎません。
そのため感情の食い違いが多く、夫婦は早い時期に破綻がくる。夫(妻)は日頃から欲求に率直に、自由に行動していきます。
DLPFCは、「恐怖条件付け}「行動の抑制」「道徳的な判断」「中長期的な報酬の選択」「痛みの刺激に対する共感」「自制」などの機能を担っている部分です。計画性や合理性、論理性などを司る領域であり「今これをやってしまったら、あれが台無しになる。だからやめておこう」といった判断を行います。 P93~また、不注意が目立つとか、落ち着きがなく衝動性が抑えられないといった特徴をもつ ADHD (注意欠陥・多動性障害)は、右側の DLPFC の機能不全と関連があることが指摘されています。P94~ サイコパス 中野信子
無関心な夫(妻)の特徴
結婚のトラブルに、女性問題、金銭問題、嫁姑問題があり、共通して自制や認識に欠く特徴があります。
- 女性問題 不倫で離婚、再婚に至りやすい(養育者の交代)
- 金銭問題 金遣いが荒い、買い物依存、ギャンブル依存 等
- 嫁姑問題 親、子離れできずパートナーより母(支配型)との絆が強い
夫や親の立場で家族を支えず、結婚生活が(精神的、経済的)不安定になりやすい(代が継承しない)
浮気夫(妻)の取扱説明書
自分のことしか関心が向かない特性から、良心に訴えても効果はなく、その場のうそや言い訳、責任転嫁で話し合いになりません。
否定して責めれば全面拒否ととらえ状況を悪化させやすいので、妻は発覚しても気持ちを一旦抑えることです。
追い詰めれば耐えられなくなり、投げ出す、もしくは暴力に発展することもあります。
浮気が止まない夫と今後も続けていくかどうかですが、耐え難くても止まない浮気の根本的解決は難しいでしょう。
自己顕示欲の強い幼い夫を我が子のように愛し徹しきる、もしくは放任するか2つに一つです。
夫との精神的つながりを求めず割り切られるなら、家庭を守ることが出来ますが、そんな人生はもっぱらごめんというのであれば確かな証拠をしっかり掴んでおくことが大切です。
エロスの結婚
なぜ結婚をしたのか、その動機に立ち変えざるをえません。
エロスの結婚は、人生の共通の存在目的と存在価値が、全く存在していませんので、不調和と無秩序な夫婦となって、愛を与え合う夫婦ではなく、愛を要求し合う夫婦になってしまいます。中略 すなわち、愛を与え合うのではなくて、愛を奪い合うことによって、虚しくもはかない刹那的な価値観で、「依存と支配と不自由の原則」の共依存と共支配によって、不自由を強要し合い、生きるための生き方で、一生が仕方なく終わっていきます。 ゼロの革命 運命を拓く宇宙の法則 宇場 稔 P187~
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まとめ
止まない浮気はモラハラに値し、パートナーにとって死活問題です。しかし一番の犠牲は子どもで、子どもは親の浮気を大概知っているものです。
また、その親も同じであったことも多く、機能しない不全家族は繰り返されやすい。
3組に1組が離婚する家族問題は、生活保護や医療費など国の経済も圧迫させています。
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