人は、一番近い関係のパートナーを無意識に親の代わりとして選ぶ。
彼氏彼女、妻、夫が発達障害ADHDであるのは、引きよせる理由がある。
引きよせ合うとは、縁がある、類は友を呼ぶ、同じ次元、であるという。
親の代わり、つまり馴染みのあるパートナーを恋愛、結婚相手として引きよせる。
親に似た、もしくは親からもらえなかった愛情を求めパートナーを選ぶ。
また、親と違う反対のタイプの人を求めたとしても、家族性から親と共通項のある相手を引きよせる。
発達障害 引きよせ合う理由

親が支配性が強く子供が従ってきた場合、子供は精神的に依存性が高くなる。
自主性に乏しく、他人本位で他者に振り回されやすい。
パートナーの関係になる重要な決断さえも、相手に押し切られる。
それは、自信の無さがさみしさが根底にあり、友人、異性、夫婦どの関係においても相手に主導権を与えてしまう。
その後の関係はいうまでもありません。
また、そうした関係に慣れ、抵抗がないのです。言いかえれば、そうした関係を自ら招き引き寄せている。
人に支配される原因は、親によって自尊心を持てなかった薄弱な性質にある。
支配性が高く子供の自尊心を奪う親は、情緒が希薄な発達障害に多い。
発達障害 特徴
人間らしさは脳の前頭葉にあります。
共感性が乏しい、他者の感情、心の痛みを感じにくい。
大人の発達障害ADHDの人は、表向きの人当たりの良さからは結びつかない性質があります。
自分の側からしか物ごとを捉えられないため、自分が理解出来ないことを真向から否定します。
その原因は認知にあり、人間関係においても一方的かつ支配的、他者を思うようにできる錯覚がある。
それは、日頃の上からの物言いにあらわれる。(健常者は使い分けている)
特にADHD多動衝動優勢型の、恋愛、結婚は難しくなる。
ADHD 恋愛、結婚相手を引きよせる関係
発達障害の人は、他者認知に乏しくどうしても自己中心的な言動になりやすい。
支配的で攻撃的な親は、子供にマイナス発言で責めることが多く、自己顕示欲の強い親の子ども(健常者)は自我が育たない。
こうした環境で育った子供は自信がなく、親との関係を他者で再現する。
コミュニケーションが苦手な性質を親から受け継いだ子供は、積極的に自から人と交われない。
相手主導の安易な関係を持ちやすい。行動的なADHDとの関係は、支配性から対等でなく不満が多くなる。親と子同様の関係です。
支配の関係に信頼はなく、長く続かず離婚が多くなる。
こちらの記事もご覧ください→不幸な疾患ADHD。恋愛も結婚も長続きしない!大人発達障害の特徴
自子肯定感を回復する
負の関係は、気付かずにいると繰り返していきます。
払拭するには自己肯定感を回復し、長年の親からの歪んだ考え方を修正していきます。
人との関係で、落ち込んだり、自信をなくす、不安になる際の捉え方です。
そのような感情は、長い習慣の思い込みで偏っていることが多いので、一つ一つ認知していきます。
自分を大切に愛せる人が、他人を大切に愛することができます。
人との関係を良好にするために、捉え方のトレーニング(認知行動療法)があります。
認知行動療法
機能不全家族で、うまくいかない人間関係や生きずらさを抱える場合、親の偏った養育であることが多い。
親の行動を繰り返さないために、認知行動療法があります。
医師やカウンセラーにかかることに抵抗がある場合、書籍でも出版されています。
下記の本はもともと、うつ病の人の治療法で認知行動療法を広めるきっかけとなった名著です。
治療機関でのプログラムの教本、学校でのテキストとして用いられ、書き込みワーク式で個人で使用も可能です。
軽い心の問題を抱えて悩んでいる人にも、ぜひおすすめしたい本です。
あらゆる不安や怒りを解消する方法や自尊感情を通り戻す方法です。
まとめ
うまくいかない関係には、その原因が真に分からないことにあります。
発達障害の人は特性から、大人になれず欲求に率直で一方的になりがちで、パートナーや子供を支え受け止められません。
引き合う関係には理由があった。互いに似ている(同じ)、そして依存心が高い。
また、うまくいかない関係には原因が常に自分になく外にある。
相手に求めるばかりで、与えることに乏しいのである。
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