忘れ物が多い原因は発達障害? 性格でなないADHDの不注意   

忘れ物が多い、ミスが多い、片付けられない、金銭感覚がない

どこにでもいそうなタイプの人ですが、これは決して性格ではなく脳に原因があります。

先天的な脳の機能不全によるもので、改善することは簡単ではありません。

注意欠陥多動性障害の頭文字をとってADHDといい、発達障害の一つです。

ADHDの3つの特徴のうちの、不注意によっておこります。

ADHDとは

発達障害は、主にADHDASD(自閉症スペクトラム)の2つに大きく分けられる。

ADHDは、3つの特徴(障害特性)があります。

不注意性、多動性、衝動性です。

そして、ADHDの人は、

不注意優勢型、多動・衝動性型、そして混合型の人がいます。

ADHD障害の特徴

不注意

  • 忘れ物やなくし物が多い
  • 整理整頓が苦手
  • 行動が遅く、手際が悪い
  • 気が散ってキョロキョロしている
  • やるべきことを最後までやらない

(話を聞いてないようで、同じまちがいをする)

多動性

  • そわそわ落ち着きがない
  • じっとしていられない
  • しゃべりすぎる

(大人になり多動がおさまるが、身体はよく動いている)

衝動性

  • いきなり話に割り込む
  • 耐性に弱く、すぐカッとする、キレやすい
  • 非難されると過剰に反応する
  • 順番が待てない

(1 興味・関心・活動の抑えにくさ  2 攻撃性・刺激を求める欲求の抑えにくさ )

不注意優勢型の特徴

忘れ物が多い、ミスが多い、片付けられない、金銭感覚がない

これらは不注意優勢型の人の特徴です。

ADHDの人の特徴は一般の人でもあるのですが、程度が違います。

忘れ物が多く、携帯、財布、家の鍵といった大事な物を落としたり、置き忘れてきます。

本人が一番困ることですが、気を付けていても治らない。

大抵は意識して、頻繁に確認し忘れ物を防ぐようにします。

しかし、ADHDの人はそうした意識をも忘れてしまうようです。

このことがミスが多い原因ですが、注意散漫で一つ一つのことがきちんと出来ないともいえます。

家事が苦手で、特に料理には顕著にあらわれます。

料理は、献立を決め、材料を調達、下準備、味付け、火加減、タイミングといった面倒で高度な技術が求められる作業です。

ADHDの人は、こうした煩わしい一連の作業をやろうとしなかったりします。

料理をしないことで頻繁に外食をする。

すると、経済的負担が増え健康面に支障が出てきますが気にすることはありません

片付けられない、こともよくいわれるADHDの人の特徴です。

足の踏み場もないといった状況で、普段から人を家に呼べる部屋でなかったりします。

ひどい場合にはごみ屋敷のように一切掃除や片付けをしてない状況です。

そこまでになるには時間もかかっていますが、その間に危機感を持たない

そしてその状況に慣れていて疑問を抱かない。

金銭感覚がない原因、抑制力、認知力、想像力関係しています。

抑制能力 → その場の欲求が抑えられなく出費してしまうか。

認知能力 → 値段は相当であるか、収支のバランスはとれているか。

想像力 → そのものが本当に必要で価値があるものか、後で後悔しないか。

多くは、出費の際にこれらを判断しますが、ADHDの人は欲求を最優先し失敗が多い。

賭け事やアルコール、買い物の依存症にもなりやすく、金額の大小にかかわらず出費する。

ADHD不注意の原因

不注意、注意散漫で気が散りやすく順序立ててものごとを終わらすことが出来ません。

一つの情報を持ちながら別のことが出来ず、前にやっていたことを忘れて新しいことを始めたりします。

興味のないことは特に、忘れやすかったり暗記も苦手です。

これらの原因は、ワーキングメモリがよく働かないことによります。

ワーキングメモリとは、作業記憶とも言われ、短い時間に情報を覚えていて,同時に処理する能力のことです。

私達の生活や仕事していく中でよく使われている能力で、ワーキングメモリが弱いと生活や仕事をするうえで数々の支障が出てきます。

ただ単に忘れないようにしようと思っているだけでは難しかったりします。

こちらの記事もご覧ください→忘れ物の多い原因とは? ADHDの特徴を徹底分析して対策する



不注意以外の忘れ物原因

ADHDの人は、普段から自分の興味関心のある好きなことには熱中(過集中)しますが、それ以外のことは無頓着です。

やるべきことを後回しにしたり、やらなかったりするので、怠け者でだらしがないと周りから思われがちです。

原因は他者の目を気にしないことにもあるようです。

ADHDの人はとても明るく人当たりが良いのですが、客観性に欠け自己中心な考えや言動が目立ちます。

常識に捉われず自由奔放で、その言動に抑制がきかない

多くは、自己と他者とのバランスを考え言動を慎しむ、また改めたりしますが、

ADHDの人にはそういった感覚がないようです。

過去、未来がなくを生き、過去に学ばず未来の計画をたてない。

忘れ物が多いのは、意識が低く持続出来ないことが原因です。

ADHDの人はよく物を買い,物が多くて片付けられないので部屋がいつも乱雑です。

なので物を無くしたり、探せなかったり、置き忘れたりしやすい。

忘れっぽいうえに、これらのことが加わり悪循環を繰り返します。

また、そのことに慣れて、その状況を判断できず、改める必要性を感じない。

ADHDの人は意識が薄く、不注意の他に多動・衝動性もあるので、職場や結婚生活においても支障が出てきます。

こちらの記事もご覧ください→忘れっぽくてミスが多い、できないことが多くて仕事が遅い それってもしかしてADHD?

まとめ

普段から忘れ物が多いと、信頼を失いやすく仕事場でも私生活においても大変です。

ADHDの人は怠けているとかだらしない、自己管理不足などと思われがちで誤解を受けやすいのです。

このことは本意ではありませんし、ストレスの原因にもなります。

今は薬療法もありますが、薬を服用しなくても、心理療法や認知行動療法も効果が望めます。

忘れ物が多く困っている場合には、一度診察を受け医師に相談するとよいでしょう。

こちらの記事もご覧ください→大人のADHD  病院の探し方と都内で有名な3つのおすすめ専門病院