他者との共感に乏しい発達障害の人にとって結婚は適さない。
夫婦は喧嘩をして空気のような存在になる、発達障害の夫婦は波乱が尽きない。
発達障害

発達障害は脳の機能障害で、認知に偏りがあります。
発達障害者はそもそもメタ認知(自分自身のものの見方や考え方に気づくこと)が弱いため、自分自身を客観的に正しく認識する「自己認知」が苦手です。また、他者を正確に認識する「他者認知」が苦手です。 発達障害を仕事に活かす 星野仁彦 p97~
発達障害は認知の偏りといわれ、健常者の認識と大きな隔たりがあります。
ためらいのない言動が一方的で自己中心に映ります。
性格や個性ではなく障害特性で、常に意識が自分の内側にあります。
自分を頑なで争いが絶えず、夫婦ならパートナーや子供を従わすことになります。
(カサンドラ症候群)
ADHD 結婚生活の特徴
結婚生活は、こうしたADHDの行動にことごとく規制が入り波乱が絶えない。
愛されたい要求が強い反面、愛情を捧げることに乏しい。
満たされなくなると他に求め、浮気や不倫をしやすい。
夫婦は早くから気持ちが冷め機能を果たさない。
自分の好きなことを優先する夫婦は、生涯喧嘩が絶えない。
ADHD 夫婦の特徴
1 気持ちが通じ合わない
2 相手への情や信頼がうすい
3 言い争いが絶えない
4 好きに行動していく
5 すぐに破綻する
(夫婦の組み合わせで違いがある)
毒妻、毒夫 ADHD多動衝動性
ADHDの人は自己抑制、ストレス耐性共に低い。
不注意、多動、衝動のうちの多動衝動優勢型の人は様々な問題が起こりやすい。
- 食欲、性欲、物欲を抑えられない (不倫、買い物依存、アルコール依存)
- 怒りを抑えられない (DV、虐待)
- 我慢が出来ない (争いが多い)
- やるべきことをやらない、後回し (家事、育児、仕事)
結婚というしがらみに耐えられず自己崩壊する。
ADHD毒妻、毒夫とは、自らを改めることが出来ない妻、夫のことである。
ADHDは3タイプ
1 多動・衝動性優勢型 (多弁でせっかち)
2 不注意優勢型 (多動がおさまる)
3 混合型 (両方がある】
多動・衝動性優勢型の人は支配的でトラブルも多い。
ADHDの特性
1 実年齢より若い(楽観的)
2 親しみやすい
3 浪費が多い(衝動買い)
4 話を長くきけない(関心、反応が乏しい)
5 初対面でも臆さない(緊張がない)
6 はっきりしている(自己主義)
7 上からの態度(謙虚さに欠ける)
8 キレやすい(耐性が弱い)
9 嘘をつく
10 常に今を生きる
11 関心が常に自分に向いている
こちらの記事もご覧ください→イライラして怒りやすいのは脳機能の低下が原因 大人の女性ADHDの特徴
ADHDの対応
発達障害の人は、0か100の両極思考で、好き嫌いがはっきりしています。
また、否定は全面拒否と捉え、人との関係がすぐに終りやすい。
パートナーは理解が必要です。
こちらの記事もご覧ください→身近な発達障害 大人の女性ADHDの特徴について
まとめ
一人になって落ち着く時間や場所が必要なADHDの人にとって、相手の身になり心を寄せることは本意ではありません。
なので結婚生活は安らぎの場にならないことが多く、長く続きません。
ADHD多動衝動優勢型の妻、夫は些細なことから喧嘩も多い。
互いに好きにやりたい夫婦は、自分のことで精いっぱいで相手のことを考える余裕がありません。
パートナ一は一緒にいても空虚だと感じるでしょう。
特性をよく理解し、互いを許容することが不可欠です。
こちらの記事もご覧ください→大人の発達障害 コミュニケーションの問題を改善、克服する
こちらの記事もご覧ください→不幸な疾患ADHD。恋愛も結婚も長続きしない!大人発達障害の特徴