大人の多動とはどういう症状か?仕事でADHDの多動を克服する 

ADHDの人の仕事で問題の多くは、自分に合っていない仕事に就くこと、そして転職を繰り返すことです。

大人の多動の症状は、じっとしていられない体の症状で、不注意症状合わせ集中力が続きにくい。

なので、とても綿密な仕事はADHDの人にとって地獄になります。

これは、決して努力が足りない問題ではありません。

ミスが多ければ、まわりの人との関係がぎくしゃくし居づらくなってしまいます。

ADHDの人の転職の理由は、仕事に飽きて辞めるケースがほとんどです。

職業選択は、自分の能力に合った、また関心がある仕事を優先することが先決です。

多動とはどういう症状か

大人の多動とは、いてもたってもいられず、まるでエンジンがかかり何かにつき動かされるような行動です

せっかちでそわそわして落ち着かず、常に動いている。

人の話を遮ったり、話し出したら止まらず、自分ばかりよくしゃべる。

反応が早く、考えるより先に行動してしまう。語りも行動もスピーディーです。

多動は、思いついたら行動せずにはいられない症状です。

動きだけではありません。頭の中でも常に考えています。

その行動は自覚がなく、周りの人や状況を考えずつきとおしてしまいます。

よって、仕事以外の人間関係にも支障が出てきやすい。

多動症状の対策 仕事

1、仕事をする上で、自分が抱える問題は何かを考える。

イライラ、キレやすくならないように対策する。

  • 睡眠を十分にとる、
  • 深呼吸をする、
  • 温度調節ができるような服装にする、
  • 空腹時用にちょっと口にできるものを準備する、
  • 飲酒、喫煙を減らす。
  • 休憩時間に体を動かす、マッサージをする

2、可能であれば上司にカミングアウトをして、理解、協力を得る。

このことはとても難しい判断です。

仕事を任せてもらえないか、続けられなくなるか、伝えても理解されるか、関係が悪くなるか、といった懸念があります。

自分が有能であるという印象を与えたい、また銀行員や弁護士といった職業だと難しいかもしれません。

3、治療を受ける (薬物療法)

効果的ですが、あくまでも症状を抑える対処療法です。

多動性、衝動性、不注意、気分の不安定さ、ストレス耐性の低さ、が改善されます。

多動症状の対策 人間関係

ADHD大人の多動の症状は、意識しなければ抑えることが難しい。

考えずについ余計なことを言ってしまったり、しゃべりすぎて相手に引かれてしまいます。

職場では、仕事だけではなく人望も重要になります。

常に相手の立場に立って考える(いきなり会話をはじめていないか)

他者から自分がどううつるかを考え言動する(中傷、文句を控える)

落ち着いて、動作をゆっくりにする

これらを意識して多動の症状が目立たないようにする。



ADHD職業選択

いつも遅刻をしやすいなら人に頻繁に会う時間に正確さを求められる仕事はなるべく避ける。

昼過ぎによく眠くなるようであるなら、精密で注意力が求められる仕事も同様です。

転職の場合も含め、自分の能力に合い得意や強みを生かせる、そして関心がある仕事に就く。

例えば、言語感覚に長けているなら、作家やコピーライターの仕事など。

また、最近ではネットの普及により、フリーランスという形で様々な仕事が可能になり選択肢も広がりました。

ADHDの人は、仕事に限らず自由で変化があると、満足度が高く創造性も生かしやすいといわれます。

こちらの記事もご覧ください→脳の機能不全による原因のADHDは改善できる!正しい対処法とは?

ADHD向いてる仕事

  • ひらめきや企画力を生かされる仕事
  • 新しい情報を集める仕事
  • 臨機黄変に手早く作業する仕事
  • 自主的に動く仕事

ADHD向いてない仕事

  • 文字や数字などの正確に入力する仕事(ミスが出る)
  • 同じことを続ける反復作業の仕事(ストレスがたまる)
  • 計画的な仕事(予定に従わず、やりやすいところから手を付けてしまう)
  • 自分から動くより待つことが多い仕事(飽きてしまう)

そして、具体的な職業をとりあげてみました。

ADHD 向いてる職業

専門的 → 研究者 学者 医師 理数系や美術の教師

刺激と変化 → 警察官 記者 マスコミ関係 作家 プロデューサー

機械を使う → 調理師 電気技師 理容師 自動車整備士

視聴覚的 → カメラマン スタイリスト 漫画家 建築業 コンピューター

ADHD 向いてない職業

  • 人格が問われる →  保育士 看護師 介護士 弁護士
  • 同時に複数の要求に答える →  ウエイトレス 調理師
  • 不測の事態への対応 →  コールセンター 顧客窓口
  • ミスが大事故になる →  パイロット 運転士 交通運輸関係
  • 協調性、対人スキルが要求される → 営業職 接客業
  • 管理能力が求められる →  経理 人事 総務

こちらの記事もご覧ください→ADHD、アスペルガー併発 特性を活かす仕事と避ける仕事 適職を考える

特に避けたい仕事

同時に多くのことを求められる仕事

正確さやスピードを求められる仕事

細かい配慮が求められる仕事

などはADHDの不注意からミスが多く頻発する可能性が高くなります。

人格が求められ人を援助する仕事は、ADHDの多動・衝動性から忍耐強さに欠けるので特に避けたい仕事です。

こちらの記事もご覧ください→ADHD大人の多動が家族にうつる 特徴をチェックする

まとめ

今日でもまだ、自身で多動の症状やADHDに気付いていない人のほうが多いでしょう。

多動症状の対策は、ADHDの自己認知が前提で治療と努力によってはコントロールが可能になります。

ADHDの人は、人と同じやり方では出来ないことがあったり、やるにも莫大なエネルギーが必要であったりします。

仕事をする上で、妨げになる症状への対策、自分に合った職業選択を考慮することで、少しでもストレスが軽減できるのです。

こちらの記事もご覧ください→ADHDは遺伝が主な原因 ADHD親の特徴と子どもの確率