やめられない依存症は心の病気? 原因は口唇期にあった

子どもは母親との愛着から人との関わり方をはじめ、生存のための多くを学びます。

母親が何かにとらわれ子どもに関心を持てなかった場合、後々子どもに症状があらわれてきます。(遺伝以外)

嗜癖、アデクションといわれる様々な依存症です。叶わなかった親への思いは大人になっても残りやすい。

依存症は自分を粗末にする、やめたくてもやめることができない心の病気です。

依存症の種類

依存症は自覚がなく、適度に止めること(コントロール)が出来ません。

そのためお金を使いすぎたり、生活や健康に悪影響を及ぼし家族との諍い、離別の原因にもなります。

またクロスアデクションといい、いくつもの依存症を抱えていることも少なくありません。そして機能不全家族に多いといわれます。

物質への依存 ⇒
アルコール 煙草 薬 カフェイン 過食、拒食

プロセスへの依存 ⇒
ギャンブル 買い物 ネット ゲーム 暴力 仕事 自傷行為 恋愛 セックス

人への依存 ⇒
DV 児童虐待 共依存 パトロン

様々依存症でお悩みの方はこちらへお問い合わせください → 自助グループ一覧

通えない方へ → アルコール自助グループ

依存症の原因は口唇期

口唇期とは、前期から後期、生まれてから1歳半までの時期と考えられています。

この口唇前期で考えられる性格形成への影響は、約全般に無気力な人・・・

何事にも意欲が持てず、しかしときには抑えられたものを爆発させるような自暴自棄とも思える行動を示すこともあるかもしれません。

しかしここでの自暴自棄は暴れるというより、無気力さが手伝っての、自分自身を傷つけ粗末にする、と云う感じだと思います。

また、口唇性欲(唇の刺激)に物足りなさを残していますので、指を口元に寄せたり、爪や筆記具を噛むくせ、あるいはタバコや、お酒などがやめられない、などの癖を残したりします。

それらの癖が過度であったり、お酒や食事などを過度に摂取する人などは、後期も含めた口唇期に何かしらの問題があった、と考えることができます。 http://act.o.oo7.jp/muishiki/2-2.html

なぜ無気力で、自分自身を傷つけ粗末にしてしまうのでしょうか。

無気力の原因

お母さんが赤ちゃんの様子に無関心で、まだオッパイが欲しいのに授乳を切り上げてしまったり、まして、授乳のときに、お母さんがテレビに夢中、携帯メールに夢中になっていたら、赤ちゃんは失望してしまいます。

やはり赤ちゃんは、恍惚と乳房を吸いながら、ときどき母親とアイコンタクト(目と目を合わせ)しながら、愛情と安心感を受け取って行くわけですね。

この頃の彼らは、まだ他者に向ける怒りや、憎しみを知りません。では、その怒りや憎しみは、どこへ向かうかというと、自分に向かいます。

それは自分が「愛されるだけの価値のないもの」と無意識に抑圧するのかも知れません。 http://act.o.oo7.jp/muishiki/2-2.html

母親に失望した子供が、その後の人生で失うものは大きい。

孤独感

母親が自分のことは後回しで、常に赤ちゃんに関心をもち献身的に世話を焼くことで、子供に何をもたらすのでしょうか。

生きていく上で最も重要になる自尊心と良好な対人関係です。

口唇期に母親の献身的な世話によって、人と向き合い自分にも他人にも寄り添えることを体得します。
(母親から絶対の安心を得て、自分のことも人のことも受け入れられ認められる)

反対に、母親が多忙の場合も含め母子の関係が薄かった場合です。

人との関係に回避的であったり、愛情の欠乏状態から承認を求めることが優先になりやすい。

人は自分が与えられてこなかったものは与えにくいことがあります。傾向として孤独になりやすい。

機能不全家族

原因は母親だけにあるかといえば、そうなった更なる原因も考えられます。

夫の協力や支えが得られない、姑との確執、生活苦、母親の育った環境など、母親に多大な精神的ストレスがかかっている。

こちらの記事もご覧ください→機能不全家族はなぜ繰り返されるか 依存が隠れる大人の愛着障害とは

生きづらさ

依存症は、日頃自覚がなく繰り返されますが、何かしらの誘因があるものです。(遺伝以外)

アルコール依存症の例

アルコールや薬物の使用量が増加した時には、何らかの苦痛を抱えたり、現実生活で困難に遭遇したりしています。

中略 依存対象である薬物などの多くは、これまでその人が抱えていたコンプレックスや生きづらさを解消し、弱点を補ってくれる作用を持っています。
たとえば、意欲低下や対人緊張、不安、落ち着きのなさを改善したり、体重コントロールを容易にしてくれたりするわけです。

アルコールや薬物は、いわば「松葉杖」となって彼らの生きづらさを補い、助けてくれていた可能性があるのです。

中略 快感をあきらめるのが嫌だからではなく、苦痛を和らげてくれる「松葉杖」を手放すのが怖いからなんですよ。

中略 依存対象であるアルコールや薬物をやめさせるだけでは生きづらさが増すだけなんです。 NHKハートネット

こちらの記事もご覧ください→思考の歪みである不安の解消の方法には、認知行動療法がある

回復方法

やめたくてもやめられない依存症は、コントロールを失うの病気です。

決してだらしないとか意志が弱いというわけではありません。特にアルコール依存症は一度なると元には戻らず、節酒は難しく進行していきます。
依存症に至ってしまった生きづらさの原因からも、一人で依存症を止めることはとても難しく、人の支えが必要です。

ですので一人で悩まず、深刻な状況に陥る前に、自助グループに参加したり、専門の医療機関で治療を受けることです。

お問い合わせ → 自助グループ一覧

通えない方へ → Alcohol自助グループ

こちらの記事もご覧ください→自己肯定感の回復 自己の感情に向き合う内観とは そして自信へ~

まとめ

人は愛されないと生きてはいけません。そのサインが依存症のようなものです。

ですので依存症は長引かせず、早めの対処が大切です。

そして、人の支えは家族でなければならないということもありません。

自助グループや断酒会は、そのために存在します。

同じ悩みや経験を持つ人が互いを支え合って依存症を克服していきます。

こちらの記事もご覧ください→他人事ではない アルコール依存症の恐ろしさと原因