思考の歪みである不安の解消の方法には、認知行動療法がある

認知行動療法とは、幼少期から培われた思考の歪みを矯正、不安を解消するトレーニングの方法です。

思考の歪みとは、こだわりや思い込み、完全主義思考であり、歪みが大きいほど恋愛や結婚生活において多大な影響をもたらします。

人生における悩みや苦しみは、すべて人間関係の摩擦から生まれます。

なんだかんだいっても人は人を求め一人では生きていけません。そのために支え合うのです。

しかし、一人でも不安を感じず一人でいられることが自己の確立であり、それなくして他者との良好な交わりはない。

不安が生まれる原因

不安が多いのは、偏った思考パターンによる数々の人間関係の失敗経験による。

思考パターンは自分で意識を持ちにくく、単に改めても根本的な解決、解消にはならない。

改めるだけでは事態はあまり変わらず、自己を歪めるだけで結果、自信を無くしていくだけです。

こうした悪循環は、そのままであれば永遠繰り返されていく。

不安の解消の方法

人は一人一人違い生まれた環境もそれぞれ違い当然考え方や好みや価値観、生活スタイルも様々です。

このことは一人で生きていくには問題ないのですが、他者との関係で我を通せば様々に問題がでてきます。

特に恋愛や結婚などの近しい関係では、自分では意識のない偏った思考が大きければ相手の許容範囲を超え関係を悪化させてしまいます。

この世における悩みや苦しみ、また喜びや充実感も人間関係からもたらされる。

認知行動療法とは、個人の思考の歪みを矯正し人間関係を良好にするトレーニングの方法です。

認知行動療法

人が憂うつや不安、怒りを感じることの多くは、感じ方、考え方、捉え方といわれます。

実際に起こった出来事が原因ではないということです。(同じような出来事がおきても人によって異なる)

このことが真に理解が出来ると、気分によってふりまわされることが少なくなる。

憂うつや不安、怒りの気分を変えられるのは自分ただ一人だけです。

またその気分がおこる原因が歪んだ思考であることが証明されていくと、不安を感じることが少なくなる。

嫌な気分の殆どが思い違いをしている。自身でも感じたことがあるかもしれません。

このことが分かると、むやみに不安や怒りにかられることが少なくなってきます。

自虐的思い込み

自虐的思い込みが不安の原因ですが、以下の通りです。

一般的な自虐的思い込み

  1.  感情の完全主義
  2.  業績の完全主義
  3.  自己認識の完全主義
  4.  認められないことまたは批判の恐怖
  5.  拒絶への恐怖
  6.  孤独への恐怖
  7.  失敗への恐怖
  8.  衝突への恐怖
  9.  否定的情への恐怖
  10.  全能感

もういちど自分らしさに出会うための10日間 デビットD.バーンズ著 P1191~

この本はもともと、うつ病の人の治療法で認知行動療法を広めるきっかけとなった名著です。

治療機関でのプログラムの教本、学校でのテキストとして用いられ、書き込みワーク式で個人で使用も可能です。

軽い心の問題を抱えて悩んでいる人にもぜひ、おすすめしたい本です。

ほんの一部の内容しかご紹介できませんが、あらゆる不安に対して解消する方法や自尊感情を通り戻す方法が書かれています。

自虐的思い込みの修正例

価値のある人であるために、自分は仕事で成功しなければならない。

こうした自虐的思い込みが修正されると、

→ 仕事で成功することは素晴らしいことだが、自分の価値は仕事の成功度で決まるものではない。

となります。このことは他にも応用ができます。

他人の評価で自分の価値は決まらない。など。

また、世の中は、自分の期待する通りになるべきで常に公平でなければならない。

→ 時には期待通りにならないこともあり、いつも公平でないときもある。

このように他人軸でなくなると、気分の落ち込みが少なくなっていきます。

自信が無くなる原因は以外にも、このような思い込みの積み重ねであったりするのではないでしょうか。

こちらの記事もご覧ください→心配症はADHD親から受けた短所であり、長所でもある

思考の歪みの原因は発達障害

不安の多くは、思考の歪みで自信のなさが原因です。

自信のなさは幼少期の親の偏った養育に原因があることが多く、初めからそうだったわけではありません。心を病む人の原因も同じです。

思考の歪みは、健常者と発達障害の性質が大きく異なることが原因であることが多い。

自己抑制が欠如している発達障害がおおもとにある。(親、(祖父祖母)、教師、上司、パートナー他)

認知行動療法の内容は本来の自己を取り戻すものですが、他人に左右されない、変わらない性質をもつ発達障害の生き方そのものでもあります。

認知行動療法は、多くが機能不全家族や支配性の強い親に自信を奪われた人が不安を解消する方法です。

発達障害者も治療に認知行動療法を用いますが、不安解消とは違ってきます。

自己を取り戻すというより、他者の視点に立って考えられるようになるものが多く、真逆であるのです。

こちらの記事もご覧ください→ADHDは遺伝が主な原因 ADHD親の特徴と子どもの確率



まとめ

不安を持つ傾向は、そうなるまでに相当の時間がかかっています。

なので、不安の解消にも時間と練習、努力(歪んだ思考を新しく書き換えていく)が必要になります。

そして、その原因を十分に理解していくことが根本的不安の解消につながるのです。

こちらの記事もご覧ください→心配症とは親の思考習慣からなる 原因、克服はADHDの特性にある